スーパーのジンに飽きたら試してほしい——カンヌ国際映画祭公認フレンチジン「エピキュリアンズ」レビュー

お酒紹介

いつも同じジンを買ってきたけど、どれも似たような味でマンネリを感じ始めていませんか。クラフトジンを試してみたいとは思っているけど、種類が多すぎて何を選べばいいかわからない。結局いつも同じ棚の前に立って、なんとなく見慣れたボトルを手に取ってしまう——そんな繰り返しをしている方に向けた記事です。

そんな方にぜひ試してほしいのが、フランス生まれのエピキュリアンズ(Epicureans Spirit Gin)です。「美食のジン」をコンセプトに作られた一本で、これまでのジンとは一味違う個性と品質を持っています。

エピキュリアンズは、2024年6月のデビューからわずか1年足らずで世界13のコンペティションにて15冠を達成。2025年のカンヌ国際映画祭の公式ジンにも選ばれた、品質を世界に認められたブランドです。名前だけのクラフトジンとは一線を画しています。

このジンを一本家に置いておくだけで、飲み方の選択肢がぐっと広がります。ストレートでも、トニック割りでも、カクテルでも、それぞれに違う顔を見せてくれるジンです。「いつもと違う一本」を探している方に、自信を持っておすすめできます。


エピキュリアンズは、フランスのテロワール(土地の個性)を活かした「ガストロノミック・ジン(美食のジン)」です。ロンドン・ドライジンのようなキリッとしたドライさではなく、フランス料理のように素材の個性を丁寧に重ねていく、繊細でリッチな味わいを追求しています。

ジンの世界では「どのボタニカルを使うか」が個性を決定しますが、エピキュリアンズが選んだのはフランスが誇る食材の最高峰ばかりです。

3つのボタニカル——フランス各地の一流素材

マントン産レモン

フランス南端の地中海沿岸、イタリア国境に近いマントンは「フランス一のレモン産地」として有名です。AOC認定を受けるほど品質が高く、皮が厚くて精油が豊富。一般的なレモンとは比べ物にならない鮮やかな柑橘香がエピキュリアンズの第一印象を作り上げています。

ブルゴーニュ産カシス

世界最高峰のワイン産地・ブルゴーニュ産のカシス(黒スグリ)は、深みのある果実味とリッチなコクが特徴です。柑橘の明るさに暗くて甘いベリーの奥行きが加わることで、味わいに立体感が生まれます。

ヴレー産ヴァーベナ

フランス中南部のオーヴェルニュ地方・ヴレー産のヴァーベナ(レモンバーベナ)は、ハーブティーでも馴染み深い清涼感あるハーブです。マントンレモンの香りとシームレスにつながりながら、後味をすっきりとまとめてくれます。

一般的なジンと何が違う?——グレープベーススピリッツの滑らかさ

多くのジンは小麦やトウモロコシなどの穀物ベースですが、エピキュリアンズはフランス南東部産のグレープ(ぶどう)由来のプレミアムアルコールをベースにしています。これがシルクのような滑らかな口当たりの秘密です。コニャックに通じる上品さがあり、「ジンのアルコール感が苦手」という方にも驚かれることが多い一本です。

製造は100年以上の歴史を持つフランスの蒸溜所で、コニャックにも使われるシャラント式銅製アランビックを採用。3種のボタニカルをそれぞれ個別に蒸溜してから最後にブレンドする手法で、各素材の香りを最大限に引き出しています。

受賞歴——世界が認めた実力

2024年デビューからの主な受賞歴は以下の通りです。スピリッツ業界でこれほど短期間でこれだけの評価を集めたブランドは珍しく、世界中のバーテンダーやジン愛好家から注目されています。

  • Global Gin Masters 2024「マスター」(英国最高権威コンペの最高位)
  • World Gin Awards 2025「ゴールド」&「フランス シグネチャーボタニカル賞」
  • London Spirits Competition 2025「Gin of the Year」
  • カンヌ国際映画祭2025 公式パートナー
  • デビューから約1年で13コンペ・15メダル(うち8つがゴールド以上)

おすすめの飲み方

まずは素材の香りを感じるためにストレートかオンザロックで一口。次にジントニック(ジン1:トニックウォーター3)で。フィーバーツリーなどのプレミアムトニックと合わせ、レモンの皮を添えるとマントンレモンの香りがさらに引き立ちます。料理との相性では生牡蠣・スモークサーモン・シェーブルチーズが特におすすめです。


実際に飲んでみた感想

ここからは実際にエピキュリアンズを飲んでみた個人的な感想をお伝えします。

栓を開けた瞬間がら、驚くほど華やかな香りが漂います。まるで香水のような、かと言って、香りがきついということは全くありません。とても上品な香りです。            

まずはストレートで飲んでみたのですが、衝撃を受けました。ジンなどのスピリッツを飲んだ時のアルコールのピリピリとした感触がほとんどないのです。同じジンでもここまで違うものかと。味はというと、とにかくさわやかで、果実の爽やかな香りが口に広がります。めちゃくちゃ美味しいです。

ジントニックにして飲んでみましたが、思わず笑ってしましました。ジントニックもここまで美味しくなるのかと。

正直、最初は値段の高さに、若干引いていましたが、飲んだ後は、この価格でも、リピートしたくなるほどに、大好きなお酒になりました。


まとめ——スーパーのジンに飽きたら、次はこれ

エピキュリアンズは、定番ジンとは明らかに異なる「フランスの美食文化」を体験させてくれるスピリッツです。グレープベーストの滑らかさ、マントンレモンの上品な柑橘香、ブルゴーニュカシスの深みある甘さ——これらが重なって、他にはない複雑でリッチな味わいを生み出しています。

スーパーの棚に並ぶ定番ジンを一通り試し終えたスピリッツ愛好家にとって、エピキュリアンズは間違いなく「次の一本」になるでしょう。ぜひ一度、カンヌのレッドカーペットで愛されたジンをグラスに注いでみてください。


※お酒は20歳になってから。飲酒は適量を心がけ、飲酒運転は絶対にやめましょう。

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